ダンス掲示板

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基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 12:38:58

ダンスは、なかなか上達しません。おそらく、そこがダンスの魅力なのです。何年でも楽しめて、飽きがきません。
一般論で申し訳ないのですが、若い人の踊りを見ると、元気ではつらつとして、気持ちがいいのですが、何か物足りない気がするのは、私だけでしょうか。大げさに言えば、積み重ねてきた人生を感じさせないのです。年配の方々の踊りは、それぞれ味があるのです。面白いですね。
今回のテーマは、ダンスの味ではなく、「基本に戻る」です。
競技会を考えた場合、初級クラスであれば、ホールド(シルエットの格好良さ)で勝ててしまうのです。そうすると、ホールドを維持して踊ることが勝つ秘訣だという誤った認識を持ってしまいがちです。成功体験は、恐ろしいもので、一度そういう考えが刷り込まれると、なかなかそこから抜け出せません。それで、大きな壁にぶつかってしまうのです。
ダンスは、奥が深いのです。格好良さだけでは、ダメなのです。行きつくところは、音楽表現という芸術性なのですが、技術論から行けば、ポイズ&ポスチャー、タイミング、ムーブメントの3要素が求められます。繰り返しになりますが、この3要素のそれぞれが奥が深いのです。それがダンスの魅力なのです。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 14:54:45

ポイズ&ポスチャー

私は、ついつい「力を抜け、力を抜け」と言ってしまうのですが、おそらく、自分自身ホールドを維持するために力んでいた反動かなと思われます。
ホールドの維持には、適度な力が要るのは間違いありません。過度な力を入れてはいけないということです。
何が適度で、何が過度なのか考えてみましょう。
ホールドというのは、両腕で男女が形作るフレームのことを指すことが多いと思いますが、上の方(例えば体育館の天井)から見て、丸みを帯びた枠が維持されている状態が望まれます。
ところが、両胸がこのフレームに固定されてはいけないのです。よくある過度の力みは、両胸を固めてしまう力みです。
例えば、スクウェアからPPに開いたとき、顔を進行方向に向けると、フレームはそのまま、両胸は顔に連動して回転しなければなりません。この遊びというかゆとりというか、固めきらない余裕が欲しいのです。決してPPに開くからといういうわけではなく、スクウェアのときもそのくらいの余裕を持って、踊りたいものですね。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 15:17:05

ポイズ&ポスチャー2

先に、フレームについて触れました。ときどき、「中身が踊る」という表現を耳にされるのではないかと思いますが、これがフレームと胸(または腰)が違う方向を向きながら滑らかに動いていく様を表現しているのだと思います。

続いて、縦のラインです。ここでは、2つの要素があると思います。一つは、よく言われるように、「足の上に腰、腰の上に肩、肩の上に頭」とボディが垂直に維持されているかということです。もう一つは、腰、ひざ、足首の関節がリラックスしているかということです。縦のラインにおいても、過度の力みは禁物で、適度に力が抜けていることが望まれます。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 17:09:10

ポイズ&ポスチャー3

さて、もう一つ大事なのが、バランスです。
確かに、男女それぞれが自分の足でボールバランスに立てば、それでいいのですが、組んで立つ場合は、おなかのコンタクトによる押し合い(プレッシャー)が重要な意味を持ちます。グラムで言えば、ほんの30gくらいかもしれませんが、前進する時も後退する時も、押し合いながら進むということが、バランス的にも、一体感を保つという意味でも、非常に大事になってきます。一人だと、2本足で立つわけですが、二人だと合計4本足で立つわけで、当然に安定してきます。片足浮かせても(例えばキックをしても)、3本足で支えることができるのです。また、一体感という意味では、リード&フォローは、ホールド(手と腕)で行われると思われがちですが、実際にはボディ(腰の動きとおなかのコンタクトの圧力)で行われることが断然多いのです。一体感のある踊りを行うために、お互いにボール・バランスに立ち、おなかのコンタクトで軽く押し合いましょう。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 17:29:42

タイミング

これは、音楽表現にも関係してくることから、このように音を採りましょうと言うことはできないのですが、一般論としては、例えば、1・2・3であれば、リズムをドラムが刻むとして、1のドンで右足が着地し、2のドンで左足が着地し、3のドンで右足が左足に揃うという具合に観客に見えるというのが、音楽に合って踊っているなと思われるのではないでしょうか。1・2・3・4も同様です。Sカウントであれば、1のドンで右足が着地し、2のドンはボディが進み、3のドンで左足が着地し、4のドンで右足が着地するといった踊り方が、音楽に合って見えると思います。
リズムを刻むためには、ムービング・フットだけではなく、サポーティング・フットが重要な役割を果たします。また、おなかのコンタクトのプレッシャーを維持するということも大事です。なお、足が着地したら、その足(新しいサポーティング・フット)の真上に重心を乗せるということも大事です。
タイミングを合わせるということは、同時に正しいムーブメントを行うということを兼ねているのです。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 18:30:08

ムーブメント

ムーブメントの基本は、ウォークだと思います。
ウォークは、非常に奥が深いと思っています。
何故かというと、今まで述べてきた、ポイズ&ポスチャーやタイミングがこのウォークに集約されているからです。
シャドーで踊るのも大変なのに、男女が組んで、一緒に動くわけですから、簡単なわけがありません。
また、一般的に男性は後退ウォークが、女性は前進ウォークがへたです。
簡単に言うと、前進者は、ひざを緩めて、ほんの少し前傾姿勢を取ります。後退者は、先に後退する足を少し後ろに下げて、すぐには後退せずに、前進者の前進に抵抗します。前進者は、足だけで前進せず、ボディ全体で後退者を押します。ここが大事なのですが、後退者は、おなかのコンタクトで前進者を押しながら、自分が押された分だけ後退します。もう我慢ができないところで、始めて後退者が後退する足を着地し、次いで、前進者が前進する足を着地します。足が着地したら、即座に正しいポイズ&ポスチャーを作り、次のウォークを準備します。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 18:40:24

ムーブメント2

もし、ウォークを大きな円を描きながら行うとしたら、軽いCBMとサイドリーディング、軽いスウェイを伴うことになります。
もし、ウォークを小さな円を描きながら行うとしたら、より強いCBMとサイド・リーディング、より大きなスウェイを伴うことになります。
このように、ムーブメントは、そのステップの状況に応じて、できるだけ自然な動きに見えるようにテクニックを駆使することになります。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 18:50:15

ムーブメント3

テキストでは、ムーブメントの要素が次のように分解されて、記載されていますが、その内容はすでにこの掲示板でもいろいろと議論してきましたので、ここでは割愛させていただきます。

1.ステップの項番
2.足の位置
3.アライメント
4.回転量
5.ライズ&フォール
6.フットワーク
7.CBM
8.スウェイ
9.タイミング(または、ビート・バリュー)

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/29 (Sat) 19:16:35

ムーブメント4

私が不思議だなと思うのは、ムーブメントで大事なのは、その種目独特のスイングにあるのではないかと思うのですが、ボルテクには、スイング自体の説明が全くありません。
上に掲げたムーブメントの要素を寄せ集めても、私には、スイングのイメージが湧きません。
ということは(当たり前ではありますが)、先にダンス(スイングを含む)があって、その全体ではなく、その大部分を要素ごとに分解して記載したものがテキストであり、記載されたとおりに踊ったとしてもそれでよいわけではなく、プラスαが必要だということでしょう。

Re: 基本に戻る - ダンキチ

2017/07/29 (Sat) 22:08:02

管理人様

スイングと言う言葉と動作についてはダンス界の多くのトップの方々そして僕の知る限りダンスに造詣の深い全ての皆さんがその重要性を強調され、常識化されているように思っています。
しかし僕はダンスを始めたころから、皆さんが強調されるスイングと言う言葉とその意味する動作に違和感を感じています。

僕はスイング動作とは柱時計の振り子のようにある一点(ピンポイント)を支点としてその支点と動く物体の引き合う力で物体が振り子のような運動を行う事だと思っています。
しかしダンスで言われるスイング(振り子)の動作と上の動作とは全く異なる動作だと思っています。
何故ならばダンスの場合、スイング(振り子)動作と言われる動作はある支点から引っ張られる力を源泉としてスイング(振り子)動作が行われているのではないと思えるからです。
ダンスで言うスイング(振り子)動作の源泉となる力はある支点からの引っ張りの力とは全く異なる、足で床をしっかり踏み込むことで生じる力が源泉だと思えるからです。
ボデイの描く線は何となく振り子の動作のように思えますが僕はダンスの動作をスイング(振り子)動作と言うには無理があるのではないかと思っています。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/30 (Sun) 04:59:38

ダンキチさん

確かに、ダンサーの頭の上に支点があって、ぶら下がっているわけではありませんから、私も振り子と全く同じ動きだとは思っていません。

しかし、位置エネルギーを使った加速・減速運動という原理原則は同じだと思いますし、決して足だけでスイングを起こしているわけではなく、上手に重力コントロールをしてスイングしているのだと思います。

Re: 基本に戻る - tama URL

2017/07/30 (Sun) 10:58:03

管理人さん、ダンキチさん


Swingという動詞の意味として、最も頻度の多いのは下記の1があります。
その次に頻度の多いのは、下記の2です。その他にもありますが。

1は特に、ある固定された点を中心にして前後または片側からもう一方の側に動くことを意味します。すなわち日本語で言う振り子運動とほぼ同じです。

一方2は、もっと一般的にスムースにカーブを描く運動までを指します。
1の意味でのスイング運動も含みますが。

ダンスの場合のスイング運動というのは、固定された点があるわけではありませんので、それを振り子運動とは到底言えません。

ですから、ダンスの場合のスイングを振り子運動と解釈するのは、ダンキチさんが仰る通り「ダンス動作をスイング(振り子)動作と言うには無理がある」のは当然です。

しかし、ダンスの場合のスイング運動というのは、2の意味なのは明らかなのはご両者とも同意いただけると思います。


意味

1.[INTRANSITIVE/TRANSITIVE] to move, or to make something move, backward and forward or from one side to another, especially from a fixed point

1.の用例
Swing your arms loosely at your sides.
The rope bridge was swinging in the breeze.


2.[INTRANSITIVE/TRANSITIVE] to move in a particular direction with a smooth curving movement, or to make something move in this way

2.の用例
swing something into/around/out etc.: I swung the car into a side street.
swing toward/around etc.: She swung around and stared angrily at us.
swing open/shut: The door swung shut with a loud bang.

Re: 基本に戻る - ダンキチ

2017/07/30 (Sun) 11:43:04

管理人様
tamaさん

僕は何回かダンスのプロの先生が次のようにダンスのスイング運動を説明しているのを見た記憶があります。
片足で立ちもう一方の足を前後に振り子のように振る動作をすることによりダンスのスイング(振り子)の運動が行われるとの説明だったように思います。
僕はこのような考え方には賛成できません。
何故ならば振り子のように動く足が主役でスイング動作が行われるのではなくあくまでダンスのスイング動作の原点はボデイの前進と同時にそのボデイが上下運動をすることにあるのだと思っているからです。

管理人様も言われているようにボデイのスイング(スムースなボデイの上下運動)とはボデイの重力と床に足を踏み込み床から得られるボデイを上昇させる力の上手な使い方だと思っています。

いずれにしてもダンスのスムースな上下運動をスイング(振り子)の動作と同一視して説明することには賛成できません。
僕には多くの方がスイング(振り子)と言う言葉に惑わされているのではないかと思われて仕方がありません。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/30 (Sun) 18:14:52

ダンキチさん

おっしゃる通り、足のスイングではなく、ボディのスイングです。

ただし、tamaさんが説明されている2のスイングではなく、まさに振り子運動です。

ワルツやフォックストロットのスイングは、ペンデュラム・スイング(pendulum swing)と呼ばれています。直訳すれば、「振り子のスイング」です。

ワルツは、単純に1点を支点としたスイングですが、フォックストロットは、支点が前に移動するため、単純化すれば、2つの支点を持つスイングとなります(振り子を2点で支えて、振るようなスイングです)。

あくまでも、振り子の動作が基本であることは、間違いありません。

Re: 基本に戻る - ダンキチ

2017/07/30 (Sun) 20:18:16

管理人様

>>おっしゃる通り、足のスイングではなく、ボディのスイングです。

管理人さんのお考えと僕の考え方は大きく近づいたように思います。
次はスイング(振り子運動)とはどのような運動と考えているかのお互いの考え方の照合になると思います。

僕は一般的に、振り子運動と言った場合、狭い意味では次のような動作を意味していると思っています。

「固定されたポイントから物体をぶら下げその物体を左右に揺らすと時計の振り子のようにその物体が左右に円弧を描きながら動く。この動作を振り子運動と言う。尚この運動の際には固定されたポイントと物体の間には常に引っ張りの力が働いている。」

このように解釈した場合はダンスのスイングとは上で僕が言った振り子運動とは違うのではないかと思っています。
何故ならば支点とボデイは常に引っ張りあっている状態ではないと思えるからです。

管理人様はダンスのスイングは完全な振り子運動だとのお考えですが次の点はどのようにお考えでしょうか。

(1)ワルツの場合、振り子運動の支点は1点だとのお考えですがこの支点は具体的にはどの点を考えておられるのでしょうか。
(2)ダンスのスイングでもボデイと支点との間には常に引っ張りの力が働いているとのお考えでしょうか。
(3)管理人様が考えておられるダンスのスイング(振り子運動)とは具体的にはどのような運動をお考えなのでしょうか。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/30 (Sun) 20:33:05

ダンキチさん

私の理解を回答します。

(1)ワルツの場合は、円運動ですから、その人その人の腰(重心)の軌跡から円を描いて、その円の中心が支点になると思います。
(2)支点とダンサーの重心との間に引っ張る力は存在しません。そうではなく、振り子が加速度をつけながら落ちていき、今度は減速しながら登っていく様と円弧が運動として同じだということです。「あたかも支点からつながっているかのようにスイングする」ということです。
(3)上に書いた通りです。ダンサーの重心が、ブランコに乗っているかのように、円弧を描きながら加速して落ちていき、今度は減速しながら上がっていく運動です。

Re: 基本に戻る - ダンキチ

2017/07/30 (Sun) 21:58:43

管理人様

コメント有難うございます。
ダンスでスイングと言う言葉を使うとすれば,そして振り子運動と言う言葉を管理人様の言われるような広い意味に取れば(1)はその通りだと思います。
そして(2)(3)もほぼ同意です。
ただ少しだけ僕の考え方を追加させて下さい。

「振り子が加速をつけながら落ちていく」とはしっかりとロアーの動作をしている段階だと思います。
次に「今度は減速しながら上がっていく運動」ですが僕はこの動作は現実には減速はしておらず、支え足をしっかりと床に踏み込むことで得られたエネルギーを使う事により力強いアップと前進の動作が継続して行われている段階ではないかと思っています。

いずれにしてもダンスにおけるスイング動作(振り子の動作)とは支え足の反対側の足を前方に振り上げその力でボデイのスイング動作を行なう的な発想には僕はついて行く事ができません。

Re: 基本に戻る - 管理人

2017/07/31 (Mon) 05:46:45

ダンキチさん

>いずれにしてもダンスにおけるスイング動作(振り子の動作)とは支え足の反対側の足を前方に振り上げその力でボデイのスイング動作を行なう的な発想には僕はついて行く事ができません。>

同感です。

>「今度は減速しながら上がっていく運動」ですが僕はこの動作は現実には減速はしておらず、支え足をしっかりと床に踏み込むことで得られたエネルギーを使う事により力強いアップと前進の動作が継続して行われている段階ではないかと思っています。>

ロアーした支え足に乗ったときが最大速度となりますので、感覚的にはそのように感じられると思います。「減速しながら」は、ブレーキをかけなさいと言っているわけではなく、自分の体重が勝手にブレーキになるのです。表現が悪かったかもしれません。「着地点を最大速度として、重力により次第に減速しながら」です。

Re: 基本に戻る - ダンキチ

2017/07/31 (Mon) 11:14:52

管理人様

僕は連続での前進後退時のボデイのスイング動作をイメージしていました。

しかしワルツを筆頭にスイングダンスではほとんどのステップで加速、減速が行われているのが現実のような感じがします。
管理人様のお考えに納得です。

尚今回のスイング動作の件に関しては管理人様、tamaさん、僕とそれぞれ言葉の使い方は違いますがイメージしている動作は同じなのではないかと思っています。

Re: 基本に戻る - tama

2017/08/03 (Thu) 06:52:30

私自身、以下のように書きましたが、不正確な言い方でした。撤回します。

<<ダンスの場合のスイング運動というのは、固定された点があるわけではありませんので、それを振り子運動とは到底言えません。>>


その時言いたかったことは、以下のとおりです。

■ ダンスでのスイング運動というのは、辞書のような定義を適用した場合、固定された点があるわけではないので、振り子運動とは言えない。

■ しかし、ダンスのスイング運動の多くに、あたかも頭上に支点があって振り子運動をしているかのような動きが取り入れられて、それを振り子運動と呼ぶことも自分自身では知っているし私自身もそう呼んでいます。(WDSFのテクニックブックでもPendulum Swingという呼び方をしています。)

■ 一方、ダンスのスイング運動のなかにはメトロノームスイングと呼ばれている、足元に支点があるスイングもある。だから「ダンスのスイング運動=振り子運動」とは言えない。

ただし振り子運動でイメージしているボディの軌跡は私もお二人と同じだと思います。

失礼しました。

ただし、「動作」というのが、足や脚の筋肉の使い方という意味で使われているならば、イメージしている振り子運動の軌跡は同じであっても、それを実現するための「動作」は、三人三様かもしれません。

その違いについては、別に書きたいと思います。

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